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きれいな血液を作るのに、一番大切なのは食生活です。人を良くすると書いて「食」という字になりますが、私たちの身体も精神も、何を食べたかによって強く影響されます。
その食べ物の取り方に関して、心がけたいのは、なるべく自然なものを自然な形で食べるということです。
飽食の国の落とし穴
現在、日本は飽食の国と言われています。スーパーやデパートに行けば、日本中、世界中のありとあらゆる生鮮品や珍味が並べられており、お金さえ出せば誰でも手に入れることができるようになりました。また、わざわざ調理しなくても、温めるだけで簡単に食べられるインスタント食品、レトルト食品など加工食品の品数も大変豊富になりました。
この一見便利な生活を可能にしたのが、大量生産、大量輸送、そして食品添加物と農薬ですが、問題なのは、その品添加物と農薬の毒性です。
チリも積もれば・・・。
一般に、一つの食品から摂取される食品添加物は微量で、それにより、病気になるとは考えづらいと言われているようです。しかし、長い間食べ続ければ、体に蓄積されて病気を引き起こします。「セルフケアのすすめ」のところでも書きましたが、人間が一生のうちで体内に取り込む食品添加物の量はドラム缶一本分を越えると言われています。
国民全体で人体実験
そして少なくとも、このような毎日食べる食品から多量の科学物質を摂るようになったのは、人類史上においてはここ数十年です。いくら厚生労働省等が「それほど危険がない」と言っても、客観的に考えればまるで説得力がないことが分かります。厚生労働省の出しているデータは、たかだか何年間かの動物実験が元になっているに過ぎませんし、様々な食品から複数の食品添加物を同時に摂取した場合、体内でどのような科学変化が起きるのかということは、調べてきれるはずもありません。
ちょうど今、日本人は、国民全体で人体実験をしているようなものです。その結果が、そろそろ出始めています。小児ガンやアトピー性皮膚炎、その他のアレルギー疾患の増加は、食品添加物との因果関係がかなり深いと言われています。
活性酸素の問題
ガンをはじめ、いろいろな病気の原因と考えられ、問題視されているもに活性酸素があります。ガンで言えば、活性酸素が細胞のDNAを傷つけ、その傷ついた遺伝子をもった細胞がガン化していくということです。
実はこの活性酸素を生み出す原因の一つが、食品添加物などの化学物質なのです。
活性酸素は、私たちの体内にウイルスや異物が入ってきたとき、それらをやっつけたり解毒するために、白血球などによって作られます。ですから、生きていく上で非常に大切な役割を担っているわけです。
しかし、体内に入ってくる化学物質などの異物が、今は、食習慣や住環境の変化で非常に増えています。そのため体内では、数十年前に比べて、かなりの量の活性酸素ができていると言われます。生体には本来、活性酸素を消去する酵素や栄養分がありますが、現在はその能力が追いつかなくなっている状態であるということです。
人工的なものは活性酸素を生み出す。
長年にわたって食品添加物の研究をしてこられた同志社大学の西岡一先生が、活性酸素を誘発しやすい食べ物として示されたものに、たとえば、スポーツドリンクがあります。
スポーツドリンクというと、いろいろなビタミンやミネラルが入っていて身体によさそうな感じがします。しかし、それらの栄養成分は、科学的に合成された物質なので、身体の中では異物と判断されて活性酸素を誘発させるというのです。少なくとも、実験の結果、スポーツドリンクのスカベンジャーバリュー(活性酸素消去能)は、0(ゼロ)だったそうです。
応用して考えれば、薬や栄養サプリメントでも同じことが言えるでしょう。薬は化学物質です。栄養サプリメントでも、中には、天然のものでなく、人工的に科学合成されたものがあります。これらのものはもちろん有効な成分はあるにしても、結果的には活性酸素を誘発していると考えられます。
長年の研究から、西岡先生は一つの仮説としながらも「人工的なものは活性酸素を誘発し、自然なものはそれを消去する」と仰っています。
自然なものを自然なかたちで食べる。
これだけ便利になった生活を、元に戻すということは難しいと思います。しかし、現在の日本が、様々な病気に見舞われているのは、モノの豊かさや便利さを追求してきた結果、食生活が不自然なものになったからだということは、はっきり言えると思います。
では、自然なものを自然なかたちで食べるというのはどういうことか、次にみていきたいと思います。
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